山猫を飼いならす話
2005年 08月 08日
中国での猫ルーツを調べていたら、やはりありました。
ヤマネコの仔を山から獲って来て、飼いならして鼠退治させていたという記述が。多分、飼いならされていたのはベンガルヤマネコ系のヤマネコたちだと思われます。
当然、あとからはインドからやってきたであろう、エジプト原産の「イエネコ」との混血もあったのではないかと。ヤマネコを飼いならすというのがいつごろからあったことなのか、今わかっている範囲では唐の時代までしか遡れませんが、おそらくもうすこし以前から行われていたことではなかったかと思います。最初は人の残飯を漁りにヒトザトに出てくるうち、馴れたものもあったかもしれませんし。
日本に、ベンガル系ヤマネコが殆どいなかった(絶滅済みだったはず)だというのですから、日本へ仏教伝来以前、貝塚のころにまで遡って猫が渡って来た可能性を考えつかないと、辻褄があわない。僕は仮説として、弥生の人々が僕らの先祖を(おそらくまだヤマネコ状態の)連れてきたのではないかと思っているのですがね。
by nekomanisto
| 2005-08-08 17:41
| 伝承