猫又、化け猫、福猫、猫のフォークロア


by nekomanisto

カテゴリ:- 世田谷 豪徳寺( 1 )

豪徳寺

伝説猫スポットへ

地図東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
e0023828_20455469.jpg
招き猫発祥の地(他にもいくつかある)のひとつである豪徳寺へ出かけてみた。
e0023828_20481357.jpg
これが正門。他に車が乗り入れられる門と、墓地に直接繋がる裏門とがある。
この寺は、もと貧乏な荒れ寺だったのを、住職が可愛がっていた猫(一説にはその名をタマというらしい)に向かって、「可愛がられてるんだから、なんか恩返ししてくれ」と言ったもので、(仏に仕える身であるというのに、報いを求めるとはどおいうこっちゃ)猫が立派な檀家(井伊直弼の先祖)を連れてきた。お陰で寺は大きくなり栄えた、という伝承のあるお寺だ。
e0023828_20564710.jpg確かに、最初小さな荒れ寺(とはいえ、昔のお寺の規模がわからないから、現在ある寺が当時としても大きいのかどうかちょっとわからないが)だったというのなら、猫の功績はかなりのものだったろうと思わざるを得ない。都内の23区内、住宅街の中にあって、大きな 「名刹」といってもいい寺だった。ちょうど、さらに正門を入ったすぐ脇、鐘楼の前に三重の塔を建設中だった。見上げた猫氏ではないか。助手も見習うように。(え゛?…わたしがですか)
e0023828_210922.jpg

盂蘭盆会の最終日、送り火の日だったこともあって、境内は線香の香りが漂い、墓参りの人たちが多かったので、ご迷惑をかけてはいけないから、早々に乗り物に収まって、境内を見学する。(蚊も多かったしね)
本堂を正面に見て、左に回りこんだところに、招福堂というお堂があり、そこに「招福猫観音」という看板がかかっていた。いつのまにやら伝説の猫氏は観音様となったらしい。
お堂の戸はガラス格子で、閉まっていたが、両の取っ手のところに小窓が開くようになっており、そこから戸を開けずともお賽銭ができるようになっている。お賽銭をし、今後の学業成就を祈念したついでに、失敬して祠の中を撮影。
e0023828_2123432.jpg
見えますか?ご本尊は受付で売っているのと同じ招福猫児(まねぎねこ と読む)だった。両脇には奉納されたらしい大きな招き猫があり、写りきらなかったが、両方のカベにはおびただしい猫の写真や折り紙の招き猫や、数々の招き猫などがぎっしり飾られていた。
お堂の脇に、見事参詣した善男善女の願いを叶えてお役を果たし、ここへ戻ってきた猫たちが並ぶ棚が設えられてあった。
e0023828_2128989.jpg
仕事を終えてもまだまだ真面目な顔をして、仕事をしたそうに見える諸氏。
e0023828_212736.jpg
棚はこんなふうに設えられている。
e0023828_2137142.jpg棚の脇にはなんだかリラックスした感じに座った菩薩像があって、如是畜生發菩提心の文字が読み取れた。その脇に、猫塚らしき石礫があったけれど、ほとんど野ざらし状態で、なんとなく扱いがゾンザイな気がする。もともとこの猫塚はあとから作られたものらしいが、それにしても、三重の塔を建設する前に、このうち捨てられた猫塚の石をなんとかしたほうがよくはないか?
招福堂の門内、はいってすぐの左脇にはちいさな祠があって、そこには三面の仏像があった。正面の顔の頭部には、馬とおぼしきれリーフがあったから、馬頭観音かな?
e0023828_2144219.jpg馬頭観音が招福猫観音の脇に控えておいでになるということなのかな。

e0023828_21313699.jpge0023828_2132295.jpg
ご本尊の祠の両脇に吊るされていた豪徳寺公認の招き猫風鈴。なんだかなさけなさそうな顔で風に揺れていた。恩返ししたのに、吊るし上げ喰らうなんてさ、ってところか。でも風鈴ってもともと魔除だったそうだからね。
受付で小さな2号という招福猫児を頂く。もっと小さな豆というサイズもあったけれど、小さすぎて顔がよくわからないことになっているのでやめにした。助手はそもそもあまり招き猫が好きでないというが、ここの猫はシンプルで可愛らしいと気に入ったようだ。
猫観音の賽銭用小窓の脇にはおみくじの自動販売機があって、(お寺さんなのに御籤とはこれいかに)引いてみると大吉だった。助手のぶんもひいてみると、全く同じ番号の大吉だった。さてはあの自動販売機には8番の大吉しか入ってないなぁ?


後記:H21.2.14 三重の塔は完成しているようですね。
猫のおきて

More:招福猫児の由来
[PR]
by nekomanisto | 2005-07-18 22:26 | - 世田谷 豪徳寺